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┃ スタッフ.comメールマガジン     2007年5月24日 No.5
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┃    ●○● 櫻堂渉 からのメッセージ ●○●
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                     医療経営戦略研究所


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 ◆◇ 有識者、権威者はただのバカ?

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昨日、テレビを見ていたら、有名医師、や元厚生大臣、コメンテータ
ー達が、「医療亡国日本」というテーマで最近の医療問題を扱った
討論番組をやっていた。この番組の趣旨は、「世の中ろくな医者が
いない」、「医者こそが姿勢を正すべき」という視聴者が最も共感する
テーマを扱っていた。
見ていた私もかなりの部分は納得していたが、その反面「そうは言っ
ても、私のクライアントはいい人ばかりだから、そう考えると、
過剰に面白おかしくやってるだけだな」と医師に対して少し同情的に
なったものだ。

さらに医師不足の問題を取り上げたり、医療の実態を視聴者に知らせ
ようとしたり、という意欲が見られ、全体の番組のトーンは決して
悪くはなかった。

ところが番組が中盤にさしかかったとき、ある新進気鋭のコラムニス
トが、隣の席に座っている有名医師にこう質問した。
「ところで、先生は医療をサービス業だと思いますか?」という質問
を投げかけた。その時、正直このコラムニストはなかなかやるなと
思った。
私はその医師が私の期待している答えを出すのを今か今かと待って
いた。その有名医師は権威と戦いながら、自分の目指す医療を突き進
んだ結果、かなり不遇な人生を送ってきたことを知っていたので、
私としては非常に勇気のある、正義感の強い、そして医療を変えよう
とするパワーを持った誠実な医師という印象を持っていた。
私はどんな答えをするか今か今かと楽しみにしていた。政治家や権威
面した奴らの鼻を明かしてやれ!と期待して待っていた。

しかし、それは期待はずれだった。その医師は「サービス面もある」
と、医療がサービスであることを一部認めた振りをしながら、
暗に否定した。私は彼の表情を見逃さなかった。

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 ◆◇ 私を怒らせたコメントとは?

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私は耳を疑った。この医者でもこの程度か?と本当に残念でならなか
った。その医者は明らかにサービスを低く見ていた。
医療が上で、サービスが下、だから医療をサービスとは認めたくない。
こう言いたいのがありありと見て取れた。
「ばかな!」世界は大変な勢いでソフト化しているのに、この医者や
権威者は何もわかっていない。上とか下とかではなく、物を製造する
のが製造業、無形の物を提供するのがサービス業だ。

経済学の定義では、「生産と消費の同時性」と定義される。医療は在
庫が出来るだろうか?答えは、出来ない。医師が患者に手術をしたと
たんに患者はその恩恵を受ける。
つまり、生産したと同時に消費される。どこをとってもサービス業な
のだ!しかも、世の中ほとんどがサービス業化している。
何故なら物あまりの現代社会において、物だけではビジネスが成立し
ないのだ。物にサービスをつけて初めて売れるようになる。

パソコンにはテクニカル・サポートやコールセンターというサービス
がついている。製薬会社は伝統的にMRという学術サービス要員を
つけている。セブンイレブンは流通に利便性というサービスをつけて
いるのだ。世の中どこをとってもサービスに向かってまっしぐらだ!

どうか皆さんわかって欲しい。医療はサービス業だ。
しかも、人の生き死に関わるとても重要なサービス業だ。
サービスという言葉にもっとプライドを持って欲しい。

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